ちまたにイノベーションがあふれている。
誰もかれもがイノベーションにとりつかれている。
イノベーションとは技術的革新のことだ。(WikiPediaより)
もちろんそれを実現することは素晴らしいことだ。しかし、それがなかなかに難しい。
私はどちらかというと「イノベーションを起こせ」とせっつかれる側の人間だ。(間違っても、せっつく側ではない。)
だから、その難しさは重々理解しているつもりだ。
まず、イノベーションには金がかかる。そのことが世間一般には知られていない。(特に上層部)
何もないところから、いきなり蜃気楼のように現れるわけではないのだ。
しかし、われら技術部隊はその周辺の調査をしているだけでも人件費という金がかかる。
当たり前のことだ。
そして、その下調べが起動に乗ったところで、ようやく土台が出来上がる。
しかし、もちろん、イノベーションへの道は、まだ始まったばかりだ。
その土台の上にプラスアルファの要素が必要だ。
何かと何かを組み合わせて、ひたすら化学反応が起きるのを待つ。
待つだけではだめだ。
仮説を立てて、実際の実験結果とバランスを取りながら前へ進まなければならない。
この過程を経て、始めてイノベーションが起きる。
難しい、難しいと書いた。
しかし、それを乗り越えたところに素晴らしいものが待っているのだろう。
いつか私もそんなものを見つけてみたい。
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